道場開設より50年。極真空手創始者 大山倍逹総裁より直接支部開設を認可された道場です。
当道場は1970年に範士 長谷川一幸が、「全日本空手道選手権大会」で王者になった後、地元徳島に帰郷。自分の強さを維持したいと道場を開設して今日に至ります。
当時は世界で初めて直接打撃制を取り入れた極真空手を批判する流派が多く、極真の強さを証明するために「道場破り歓迎」の文字を看板に掲げ、他の道場にも出向くなど、体を張って極真会館の看板を守り続けてきた数少ない最古参の範士が指導する道場です。
1978年には愛知県支部長にも就任。現在は愛知・徳島に支部を持ち指導者として数多くの全日本王者、世界王者を育て上げた。(当道場の内弟子として活躍した纐纈卓真は全日本大会で6度の優勝、世界大会3連覇を成し遂げ、2017年には極真空手最大の荒行・百人組手を完遂。)
世界的にも名伯楽として広く知られ、現在も後世の育成に力を入れている。
現在、全国各地で大小様々な大会が開催されるようになりましたが、それに伴いほとんどの道場では大会ルールの稽古しか行わなくなってしまいました。そのため本来空手が持つ奥深さが失われています。
今日、指導者として道場を持っている者でさえ大会の空手しか知らない者が多いのが現状です。
当道場では空手本来の魅力を損なわない為に大会の組手だけでなく、様々な工夫をこらし、実戦を想定した組手も安全に行えるようにしています。
これにより他道場では経験出来ない組手の奥深さや空手本来の技を習得する事が出来るようになります。
これは大会ルールの組手とは違い体力勝負ではなく、年を重ねても続ける事が出来るため高齢になっても技を研究する楽しさが味わえます。
以前、選手を引退して組手ばかりの空手は続けられないと目標を失った黒帯が長谷川道場を知り、これまでとは違う空手を体験し「こんな空手があるのか」と感銘を受け、また空手を続けたくなったと当道場に入門し、現在は当道場で師範代を務めています。
また稽古では、少年部~一般部・女子部・壮年部共に同じスケジュールを進めながら、年齢、体力など各個人に適した指導を行っております。稽古時間は約1時間30分行い、稽古終了後は、道場内の設備を自由に利用して自主トレーニングをしたり、指導員に教えを仰ぎ練習する事も出来ます。
現在、当道場は強さを求める一般部だけでなく、健康維持やシェイプアップを目的とした女性や熟年層の方達、強さと礼儀を身につけたい子供達など様々な方が一緒に極真空手を学んでいます。