一、 |
武の道は礼にはじまり礼に終わる
よって常に礼を正しくすべし |
二、 |
武の道の深究は断崖をよじ登るがごとし
休むことなく精進すべし |
三、 |
武の道においてはすべてに先手あり
しかれども私闘なし |
四、 |
武の道においても金銭は貴いものなり
しかれども執着すべからず |
五、 |
武の道は姿なり
何事においても常に姿を正しくすべし |
六、 |
武の道においては千日を初心とし
万日の稽古をもって極とす |
七、 |
武の道における自己反省は
常に練達への機会なり |
八、 |
武の道は字のためにあるものなり
修練にて私心を忘れるべし |
九、 |
武の道においては点を起とし、円を終とす
線はこれに付随するものなり |
十、 |
武の道においては真の極意は体験にあり
よって体験を恐るべからず |
十一、 |
武の道において信頼と感謝は
常に豊かなる収穫を得ることを忘るべからず |